さて、「風の大陸」に登場するキャラクターについて、語ってみたいと思います。
本編28冊もありますので、それなりに登場人物も多くなる訳で…しかし敢えて突っ込みを入れたいと思います。
ファンの方ごめんなさい。辛口です。
主要陣 / 脇役陣
▼主要陣 …またの名を「水戸黄門御一行」。実際に旅をする、ティーエの御一行さんです。
・ティーエ
どう横に置いておかれても、作者から存在を忘れられる事があろうとも、主役なのです。主人公です。
太陽帝国編ではカリスウェンに主役の座を奪われがち?でしたが、無事に取り戻しました。
天変地異を巻き起こす、気象的には「ひとりで大陸を滅ぼせる」人でしょう。どうしてティーエのせいでで大陸が滅ばなかったのか、大いに謎です。
結論的には「大地の子」…君は「月女神に捧げられた者」では無かったのか。
終盤以降は、太陽神の化身扱い…祖父の名付けは微妙に無意味になってしまったようです。
思春期故に心は揺れます。ラクシに惹かれ、レイトリンに惹かれ、そして結局ラクシに戻る。
一時期、明らかに二股状態だった事は否めません。自分の心くらい、コントロール出来るようになりましょう。
しかし意外に冷淡な面もあり、あっさり見捨てる(切り捨てる)事もありました。そんな子に育てた覚えは無いでしょうね…ケイローン。
そして、この人には他人の目というものは全く気にならないものらしいです。
恋人はとても気にすると思うのですが…イチャつくのは人前は避けましょうね(笑)。
弱点:最初からどう見てもラクシ。最初に運命的に出逢った相手は手強かったという事でしょうか。
あと、流血を非常に嫌うようですが、本人が怒り狂えばお構いなしのような気も…(怪我人続出)そして後で大反省、この繰り返しのような…。
知識はあれども実践無しの傾向あり。これは弱点になり得ます。
・ラクシ
本編のヒロイン。誰がどう言おうとも、彼女はヒロインなのです。
男装をしている、イタール公国のお姫様です。現在の本職は新イタールの公妹。
兄であるハラド大公を慕うあまりに、兄似のカリスウェンにときめいてみたり。
多感なお年頃の乙女ちゃんです。中味はとっても乙女ちっく。
兄を慕い、ボイスに(戦士として)憧れ、ティーエが気になってみたり、マンレイドをお手本にしてみたり。
そしてレイトリンに嫉妬してみたり、でもティーエが危機に陥ると、いざ救えるのは彼女しかいなかったりします。
ティーエの心の拠り所は彼女なのです。最初に火を貸してやったのが運のツキ…もうここまで来たら、運命だと思って諦めましょう。
「危なっかしいから守ってやる」と言い出したのはラクシ本人ですから(笑)。
弱点:国家元首の妹なので、病弱な兄を出されるとどうしても弱味を見せてしまう事になります。
あと、どうしても体力上、足手纏いになりやすいので、仲間に負担をかけてしまいがちになり、それが彼女自身を精神的に追い詰める点になります。
最終的には兄よりもティーエの命の方が、彼女にとっての弱点であると、本人は気付くようですが…彼女の方がしっかりしています。女の子ですね。
・ボイス
祖国を追われ、その首に多額の賞金を懸けられている自由戦士。その実はトリニダ王国の元宰相の次男坊。お坊ちゃんなのです、ああ見えても。
叔父の放った刺客に殺されかけたところを、ティーエとラクシに拾われた(命を助けられた)のがご縁で、御一行に。
自由戦士の掟「命の借りは命で返す」を律儀に遂行中。
でも途中から恋人であるマンレイドが登場したため、なんとなく顔が緩んだような…気のせい?
役割は保護者…のつもりでいる気がします。マンレイドが焚き付け役なら、ボイスは静観役といったところでしょうが…。
そんな彼にも、限度というものがあったようです。
基本的に責任逃れをする事の無い男ですが、一度だけ「恋愛相談」をまるっと丸投げした事があります。多分、呆れたんでしょうね(苦笑)。
弱点:保護者なので、基本はティーエが危機に晒されると、立場的に厳しくなるでしょうが、そういう事は無かったようです。
むしろ、恋人のマンレイドの存在が弱点のような気が。そしてこの後、プラスα(子供)が加わる訳です。頑張れお父さん(笑)。
が…実はラクシのほっぺたを突っつきたい衝動に駆られまくった過去がある事を、マンレイドに知られた時が…地獄を見るかもしれません。
・マンレイド
活きの良いお姉ちゃんです。パキパキっとしていて、料理も上手なボイスの恋人。
元・レキサントラの娘子軍の隊長さん。あまりにも良く出来たお姉さんなので、理想像過ぎるかもしれません。
実は母性本能の塊だったりします。ラクシが困っていたら頭をヨシヨシしてくれ、キリが困っていたら慰めてくれる。ジッダも同じく。
御一行のお母さん的存在でしょうか。後半は、ボイスよりもマンレイドの方が頼りにされている気もしなくもないです(苦笑)。
そんな彼女もお母さんに。二度も死に掛けたのが嘘のようです。ビバ強靭な肉体。
弱点:ボイス、と思いきや、小さな子供に弱いような気が。
ボイスは大人ですので、ある程度は放っておいても大丈夫という信頼があるからでしょう。
ただ、「他の女の子に嫉妬したりしない」と言った割には、初対面のティーエに対して、明らかに嫉妬が見えたのは気のせいでしょうか…。
・ジッダ
平民の下、人として扱われない差別を受けているヴァユラ出身の少年。
ティーエが廃人化していた時に、お世話になったヴァユラの村からそのまま付いて来た小柄な少年。
将来の夢は薬師…らしいですが、微妙に挫けている模様。頑張れ少年。君は色々な人を拾って来る人懐っこい少年だ。
まだ少年なので(ついでに戦闘要員ではないので)、ローダビアには連れて行かずに太陽帝国に居残り班。
▼脇役陣 …端役から重要脇役まで。出番の多い順に。殆どの人がこちらに分類されます。
・バリカイ
傭兵の兄さん。ちょっと一癖あるような気がしますが、基本的に仁義に厚い男です。
マンレイドの事が好きだったけれども、ボイスという存在がいるので取り合いをせず、潔く身を引いていました。
サポート体制としては万全です。引退後の夢は居酒屋経営だとか。いつ訊いてもそう答えているので、本気なのでしょう。
そんなに好きか、居酒屋…。
終盤、女戦士ターリスと行動を共にしますが、どうやらちゃっかりと乗り換えたようです。少々手強そうですが(苦笑)。
・ターリス
女性だけれども自由戦士。実はボイスと同じ職業です。しかし出身はジッダと同じくヴァユラ。ちょいと引け目を感じつつ、それでも活躍。
素敵な姐御さまです。マンレイドは非常に女性らしいですが、ターリス姐は漢らしい感じがします。
どうやらバリカイに言い寄られているご様子。さて、結末はいかに。
・グラウル
最初得体の知れない敵、後に色々とフォローに回ってくれる味方になる、お髭のダンディズム。
アドリエ先々代王の庶出の王子で、イルアデル・マレシアーナの腹違いの兄にあたります。グラウルは偽名。
王妃に王子が生まれたため、母もろとも王宮から追い出され(この辺誰かと似ている…笑)、母を殺されヴァユラに救われ。
結局魔術師の道を歩み、父王と王子(イルアデル)に対する復讐をやり遂げますが、後で真相を知り、異母弟イルアデルのために働きます。
最愛の異母弟の死後は、太陽帝国で色々と活躍。最後まで出番がちゃんとあります。いのまた氏のお気に入りのキャラ。
・イルアデル
ティーエの魂の双子(同じ魂、良く似た外見を持つ)であり、先代のアドリエの国王陛下。実父と継母を殺し、国王になった少年王。
異母妹マレシアーナとの間にドロドロとした関係を持っていましたが、ティーエとの出逢いで目覚め(笑)、力を合わせて再出発、という矢先に殺害。
肩書きは…ティーエの魂の双子・心の友第一号でしょうか。
・マレシアーナ
イルアデルの同い年の異母妹。彼女の母がイルアデルの母を殺し、その母はイルアデルに殺され、自分はイルアデルの愛人状態に。
…と書くと、何だか凄まじい経歴の持ち主の、現アドリエ女王陛下。
父母を殺された恨みにより、イルアデル暗殺をやってのけた野心と怨念の塊のようなお姫様。人は外見で判断出来ないという良い例です。
ある意味一番アクの強いキャラクターかも知れませんが、彼女もまた、父王の蒔いた種により、害を被ったひとりでもあります。
信念岩をも破砕(笑)。
・カリスウェン
太陽帝国の貴族・第六侯であり、皇帝のひとり息子で、父に溺愛されているお兄さん。
竹河氏が彼に萌えたために、太陽帝国編は長くなったのが真相か(爆)。すったもんだの末、星神殿の大祭司に就任し、丸く収まりました。
レイトリンとは従兄妹であり、ティーエの心の友第二号。
そして優雅なる当て馬さま。
・レイトリン
太陽帝国の月神殿の巫女王さま。心臓が生まれつき弱いため、力を使うのにも命がけの可憐なお姫様。
一時ティーエと恋仲になりましたが、あっさりと振られてしまう少々可哀相な人でもあります。
ティーエが大神官になれば結婚も出来たのですが、カリスウェンが大祭司になったため、聖婚のお相手はティーエからカリスウェンに。
振られてもまだティーエに未練はありますが…時間が解決してくれるでしょう。
優雅なる当て馬さま二号。
・ドラスウェルク
うっかり忘れるところだった(爆)、ソグドム教の生贄ヘルルダルの少年。
本人はドラちゃんと呼んで欲しいそうです。
初登場時は一癖ありそうな青年だったのが…すっかり幼児化し、最後には少年になってしまったキャラクター。
ティーエの心の友第三号。最終的に死なずに済み、どうやらカリスウェン辺りのところに預けられる予定のひと。
ペットじゃないんだから…しかも微妙に存在を忘れられがちな気の毒キャラ。
最終巻の和みキャラと化した彼に、思わず涙…重要キャラなのに。
・システィリナ
アドリエの月神殿の巫女王さまで、ティーエの実の伯母にあたる女性。
実妹シレーナ姫の息子であるティーエのために、色々とお世話してくれます。
・シルバ
ソグドム教の形だけのお偉いさんで、ローダビア王家の嫡流の王子でもあります。
お家騒動に巻き込まれ、聖職に追いやられていますが、王権を取り戻すためには使えるモノは全て使う。
一見策略家のようですが、王子なので微妙なるアバウト感が漂う人。
御用が済んだらティーエとドラスウェルクをポイっと捨てましたが(笑)、彼はその後、ローダビアの国王になれるのでしょうか。
あとは思い出したら追加するかも知れません。人数多過ぎます…。